「内視鏡検査って、こんなに楽なんだ!」と知ってもらいたい
豊富な経験と様々な工夫、そして充実の検査環境により
苦痛の少ない“快適な内視鏡検査”をお届け
“地域で内視鏡検査が
完結できる環境を”
そんな思いを胸に2016年に
都島区北部地域で開業
医師になろうと思ったきっかけは、父が開業医で、祖父も外科の勤務医だったことが大きいですね。
ただ、私は次男坊で医師になるつもりもなく、その必要もなかったので(笑)、最初は「自分の好きな仕事に就こう」と思っていました。
船が好きだったので、それに関係する大学に入ったのですが、「何か違う」「物足りない」と感じるようになり、兵庫医科大学に入りなおしました。
最初の大学をやめた時、頭をよぎった父や祖父のことで、やはり無意識のうちに“医師の道”というものが刷り込まれていたのでしょうか、父に「医者になれ」と一度も言われたことはなかったのですが、自分で医科大を選んでいました。
ただ、父の言葉で心に残っているものがあり、それは「診ている患者様を全員治してから、自分が倒れろ」というものです。
やはり同じ開業医である父の影響は大きく、それが今の私に繋がっていると言えるかもしれませんね。
question
01
大阪市都島区北部地域で開業した理由は?
当院は2016年の開業ですが、当時、都島区北部地域は“内視鏡の過疎地”でした。
内視鏡検査が必要になった場合には、大阪市立総合医療センターや大阪府済生会中津病院など、遠方にある医療機関を紹介するしかないような状況だったのです。
そのような状況の中、内視鏡を専門とするクリニックを開業するつもりだったので、「地域で内視鏡検査が完結できる環境を提供できるのでは?」と思い、この場所での開業を決めました。
question
02
こさか内科・内視鏡内科のコンセプトは?
大きく2つあります。
1つは“内視鏡医療による地域貢献”、もう1つは“内科医として総合的な診療を行うこと”です。
当院は内視鏡を専門とするクリニックではありますが、都島区北部地域は比較的内科も不足している地域なので、近隣のお住まいの方が体調不調やお困りの症状などを気軽に相談できるクリニックでありたいと思っています。
内視鏡専門医・内科医として
総合的な診療を提供
鎮静剤なしでも痛みがない
大腸カメラ検査を目指して
question
03
こさか内科・内視鏡内科の診療の特徴は?
内視鏡専門医、そして内科医として総合的な診療がお届けできることです。
内視鏡検査のうち、特に大腸カメラ検査はまだまだ敷居が高いので、もっと気軽に積極的に受けられる環境を整えていきたいです。
question
04
大腸カメラ検査となると、
検査時の苦痛が心配ですよね?
現在、大腸カメラ検査時には静脈麻酔(鎮静剤)を使用していますが、“Colonoscopist(大腸内視鏡医)”としては「鎮静剤なしでも痛みがない」をスタンダードにしたいです。
そのための訓練をこれまで積んできました。
治療にはどうしても苦痛がつきものですが、検査に苦痛がともなうのはナンセンスです。
少しの痛みでも感じたら、それはアウト。
ガスでお腹の症状が残るのもアウト。
大腸カメラ検査においては、「前処置が終わったら、その後は寝ている間に何の苦痛もなく終わる」という状態を目指したいです。
question
05
これまでにどんな“内視鏡修行”を
積んで来られたのですか?
様々な有名なドクターの下で内視鏡の修行を積んだのですが、最終的には大腸ポリープ・大腸早期がん内視鏡治療のパイオニアである佐野寧博士に師事し、たくさんのことを学ばせていただきました。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)やNBI(狭帯域光観察)などは今でこそ一般的になっていますが、かつては一部の医療機関でのみ可能な技術だったのです。
佐野先生は狭帯域光の分類で“佐野分類”と呼ばれるものをお作りになり、写真の撮り方1つにもこだわりがありました。
またESD治療の第一人者でもあります。
現在の内視鏡検査の確立に尽力した医師の1人と言え、そうした方の下で技術だけでなく、環境の良し悪しも学び、良いところは積極的に取り入れさせていただきました。
内視鏡修行時代は“三度の飯より内視鏡”というような感じで(笑)、実際、他の先生は食事をしているのに私は内視鏡検査をしているということがよくありました。
この時の経験は今の私の検査技術を支えてくれていますし、大きな自信にもなっています。