患者様への思い
院長に聞く患者様への思い
どのようなお悩みでお越しになる方が多いですか?
内視鏡を中心としたクリニックではありますが、ここ(都島区北部地域)は内科も比較的不足している地域なので、現在は“内視鏡:一般内科=1:1”くらいのバランスです。
当院で内科の治療や生活習慣病の治療を受けている方が、内視鏡検査を必要とするケースも多く、また反対に当院で内視鏡検査を受けられた後、そのまま生活習慣病の治療を始める方もおられます。
患者様と接する時に心がけていることは?
お悩みの内容や状況にもよりますが、失礼のない範囲でフレンドリーに接するようにしています。
また他院を受診した方からの不満の声に「話を聞いて」「説明をしてくれない」というものが多いので、当院ではそうしたことがないように、患者様お一人おひとりの訴えに耳を傾けて、安心・満足していただくようにしています。
患者様のために医院全体で取り組んでいることは?
スタッフには全員、“気軽にお越しいただき、安心して診療を受け、安心して帰ってもらう”ということを実践するように伝えています。
例えば受付スタッフには、「最初に患者様と接するのは受付で、帰り際に最後に顔を合わせるのも受付」と伝えて、「検査前の不安な状態の時は、それを和らげるためにどうすればいいのか?」「検査後、特に組織検査を行った場合などには患者様はナーバスになる。そういう気持ちを和らげるにはどうすればいいのか?」ということをよく考えてもらい、しっかり対応してもらっています。
こうした取り組みもあって、当院のスタッフは患者様の安心に大きく貢献してくれているという印象です。
内視鏡検査についておうかがいします。
定期的な検査の受診が推奨されていますが、その理由は?
胃カメラ検査で言えば、慢性胃炎やヘリコバクター・ピロリ菌感染症など、日本人に多い疾患の取りこぼしを防げるからです。
また内視鏡検査全体では、胃がんや大腸がんなどの初期であれば内視鏡治療可能ながんの早期発見ができるからです。
ヘリコバクター・ピロリ菌に感染し、かつ非常に初期の胃がんを発症していることがよくあるのですが、それを早めにピックアップすることができれば、今なら開腹手術ではなく負担の少ないESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)で治療することが可能です。
つまり、定期的な検査の受診によりがんを早期で見つけることができます。
最後に、患者様へメッセージをお願いします
当院は内視鏡検査を中心に幅広く診療していますが、内視鏡検査においてはとにかく“苦痛がない”ことにこだわっていて、「内視鏡検査で苦痛を与えるのはナンセンス」とまで思っています。
絶対その方が検査を受けられる方にとって良いですし、自分に置き換えて考えた場合でも、楽な方がいいですからね(笑)。
内科診療においては、地域のかかりつけ医として総合的な診療をご提供したいと思っています。
風邪などの普段の病気から生活習慣病などの慢性疾患、その他様々な症状・不調を気軽に相談できるクリニックでありたいです。